<学生インタビュー>盧 星塵 LU Xingchen
\JOSHIBI PORTRAITS 学生インタビュー/
盧 星塵 LU Xingchen
作品タイトル: 白鳥
樟、ミクストメディア 2024
この作品は「白鳥」と名づけてあるが、羽毛を除けば鳥の特徴はほとんどなく、その原型は白いボルゾイ犬にある。私はこの犬が水辺で静かに佇み、何もせずにただ時間を漂わせている姿に惹かれてきた。その存在は、周囲の物事を波に流すかのようであり、同時にすべての迷いと考えを鏡のように映し返しているように見える。作品は姿勢を自由に変えることができ、足先まで動かすことが可能で、抱き上げるとまるで本物の犬に触れているような感覚をもたらす。そこには、理想化された愛のイメージが投影されていると同時に、羽毛を持つことで漂う「自由」の気配が宿っている。犬と鳥という異なる存在を重ね合わせることで、愛と自由という相反しながらも切り離せない感情を同居させる。
–
女子美ラボが企画し開催している<JOSHIBI PORTRAITS>展は、女子美術大学で学ぶ学生たちが、日々どのような視点で世界を見つめ、何を思考しながら創作活動に取り組んでいるのかを、広く社会へ紹介する試みです。本展では「PORTRAIT」=「肖像」を作家の「いま」を語るものとして捉え自由に表現します。学生それぞれが見つめる自分自身の内面や社会への眼差しが、現代社会を映し出す一つの大きな肖像となることを願っています。 女子美は“女性のための美大”として2025年10月30日に125周年を迎えました。 今、私たちはジェンダー、多様性の観点から女性のための美大としてどうあるべきかを考え 模索しています。そして、模索している姿そのままを社会に発信していこうとしています。 *現在、女性だけの美術大学は世界に女子美とムーア芸術大学の2校だけです。 ムーア芸術大学は1848年に創立し、アメリカのペンシルバニア州にあります。
JOSHIBI PORTRAITS
会期: 2025年11月17日(月)−11月22日(土)
会場:ギャラリー・ルデコ(渋谷)

