<学生インタビュー>原田 きな Harada Kina
\JOSHIBI PORTRAITS 学生インタビュー/
原田 きな Harada Kina
作品タイトル: 消失点Ⅱ
パネルにパステル、オイルパステル、油彩 2025
自分が子供時代、ある出来事により視野欠損を経験してから、自身の意識、身体の感覚は問題なくても、見えない境界線の向こうに感覚があるという違和感に駆られることがある。獲得していた機能が失われてから、今まで当たり前のように見えていた世界が消失することにより、見えない世界と、身体の感覚を「視る」ことに意識を向けるようになった。人生の中で何が起きるかは、誰も分からない中で、偶然と必然の重なりによって、その日が作り上げられていく。その中で、温もりが1番感じられて、かつ、脳と身体が1番馴染みがあるモチーフが自分にとっては、「手」である。モチーフを通して、日常において見えない領域を全ての人へ可視化する試みを展開している。
女子美ラボが企画し開催している<JOSHIBI PORTRAITS>展は、女子美術大学で学ぶ学生たちが、日々どのような視点で世界を見つめ、何を思考しながら創作活動に取り組んでいるのかを、広く社会へ紹介する試みです。本展では「PORTRAIT」=「肖像」を作家の「いま」を語るものとして捉え自由に表現します。学生それぞれが見つめる自分自身の内面や社会への眼差しが、現代社会を映し出す一つの大きな肖像となることを願っています。 女子美は“女性のための美大”として2025年10月30日に125周年を迎えました。 今、私たちはジェンダー、多様性の観点から女性のための美大としてどうあるべきかを考え 模索しています。そして、模索している姿そのままを社会に発信していこうとしています。 *現在、女性だけの美術大学は世界に女子美とムーア芸術大学の2校だけです。 ムーア芸術大学は1848年に創立し、アメリカのペンシルバニア州にあります。
JOSHIBI PORTRAITS
会期: 2025年11月17日(月)−11月22日(土)
会場:ギャラリー・ルデコ(渋谷)

