<学生インタビュー>兪 暁凱 YU Xiaokai

\JOSHIBI PORTRAITS 学生インタビュー/

兪 暁凱 YU Xiaokai

作品タイトル: 坟头马上

映像 2025

作品タイトル「坟头马上」は、白居易の詩『井底引銀瓶』の一節「牆頭馬上遥相顧、一見知君即断腸」から着想を得た。塀の上の娘と馬上の若者が視線を交わす一瞬に、運命的な恋が始まる。その切実な情景に私は惹かれた。私の家族は「落葉帰根」や「成家立業」という価値観を重んじ、最終的に中国に帰り、結婚して子を持つことが“正しい人生”だと教えてきた。しかし私は、その生き方に疑問を抱いた。海外で暮らすうちに、私はセクシュアルマイノリティである自分を受け入れ、本当に愛する人と共に生きる自由を得た。だがその自由の代償として、親族の死や故郷との距離、家族を看取れない不安を背負った。パンデミック後に帰省したとき、故郷の変化と取り返しのつかない距離を痛感した。国外で得た自由と、故郷に根づく伝統との間で、私はいまも揺れ続けている。

女子美ラボが企画し開催している<JOSHIBI PORTRAITS>展は、女子美術大学で学ぶ学生たちが、日々どのような視点で世界を見つめ、何を思考しながら創作活動に取り組んでいるのかを、広く社会へ紹介する試みです。本展では「PORTRAIT」=「肖像」を作家の「いま」を語るものとして捉え自由に表現します。学生それぞれが見つめる自分自身の内面や社会への眼差しが、現代社会を映し出す一つの大きな肖像となることを願っています。

女子美は“女性のための美大”として2025年10月30日に125周年を迎えました。 今、私たちはジェンダー、多様性の観点から女性のための美大としてどうあるべきかを考え 模索しています。そして、模索している姿そのままを社会に発信していこうとしています。 *現在、女性だけの美術大学は世界に女子美とムーア芸術大学の2校だけです。 ムーア芸術大学は1848年に創立し、アメリカのペンシルバニア州にあります。

JOSHIBI PORTRAITS

会期: 2025年11月17日(月)−11月22日(土)

会場:ギャラリー・ルデコ(渋谷)